悪徳業者は、『知識のないお客様』を狙ってやってきます。お客様の不安や焦りをあおり無理に契約や施工をしようとします。昔ほどではありませんが、そういったリフォーム業者もまだ存在するのも事実です。全国の消費生活センターや国民生活センター「震災に関連する悪質商法110番」（H23.5）の例では、特に屋根の修理に関するトラブルが多数寄せられたそうです。年代別にみると、60代を中心に高齢者層が多く、次いで50代となっています。
お客様が損をしたり、不安な日々を送るようなことがあってはなりません。以下を参考にしていただき未然にトラブルを防いでいただければと思います。
セールストークに騙されないように！必要のない場合は、「必要ありません。失礼します。」ときっぱり断ることが大事です。曖昧な返事をすると相手に話す間をあたえ、断りにくい状況をどんどん作ってしまいます（まだセールスの余地があると思われ、何回も電話がかかってくる原因になります）。
まず「会社名と、自分の名前を名乗り」、そして「名刺を差し出す」かどうか。ハッキリ「会社名」を名乗らないのが悪徳業者です。（所在が曖昧）また、「○○に委託を受けてやっている」と言う業者もいます。特に「シロアリ・防腐」の場合は、委託や下請けなどを使って訪問販売を行なっている業者はほとんどいませんので注意しましょう。
悪徳業者は、お客様にリフォームに関する知識があったり、周りに話を聞くなどして情報を集めたがるのをいやがります。知識のないお客様に考える時間を与えず、いち早く契約まで持っていきたいと考えています。 悪徳業者は「しっかり納得いただけるよう丁寧に説明する」という考えは全くなく、即契約しようとしてきます。
雨漏りは一刻をあらそう非常事態ですが、それをいいことに、高額の見積りを出す。または作業内容を知らせないまま施工をして後で高額の請求をするという悪徳業者がいます。そうならないためにも、金額を聞いてから「応急処置」をしてもらうことをおすすめします。施工にもさまざまあって、良心的な一般の業者でしたら施工する前にちゃんと説明します。その上で、どうするかお客様に判断を委ねるはずです。
複数の業者に調査してもらい、見積もりを取るといいでしょう。適正価格の相場を知ることができます。業者それぞれの仕様が違っていますので、お客様のご要望も反映させることができます。あやふやな「一式見積り」はしていないか、アフターフォローはあるのかなど。単純に安い見積もりは注意が必要です。大事なのは、『目的・材料・施工』に見合った適正価格です。お客様が信頼・安心できる業者を選びましょう。
先に記したように、必ず「アフターフォロー」の有無をしっかり確認してください（不具合・不良施工は2～3年後に表れます）。他社より、格段に安い工事をしている場合は要注意です。施工後にまた同じ工事をお金をかけてやったのでは意味がありません。アフターフォローを口約束ではなく、書面などでしっかり確認しましょう。
クーリングオフという「特定商取引法」をご存じでしょうか。商品や権利の販売、役務に関して適用されるものです。飛込み営業によって、契約した住宅に関する工事ではクーリングオフが利用できるケースがほとんどです。クーリングオフの期間は、業者側から法定書面を受け取った日から起算して８日以内（特定商取引法９条）です。その際、違約金等は一切掛かりません。
お家の塗り替えに失敗しないためのセミナー（主催／一般社団法人市民講座運営委員会）を、市民センターにて週末を中心に開催しています。予備知識を得るために参加してみるのも一つの方法です。 「市民講座 塗り替えセミナー」
適正に施工する業者がほとんどだと思いますが、上記のような悪徳業者にダマされないように事前に情報を収集し注意しましょう！
あらかじめ雨漏りなど緊急を要する時のために業者を選んでおくというのも事前にできる準備ですよね！慌てず焦らず冷静に。『備えあれば憂いなし』。
お客様は正しい情報を持った上で業者を選定しなければなりません。仙台日東エースでは、「住宅塗り替え工事で失敗しないために読む本」を数量限定（無料）で差し上げています。お客様の不安を払拭し、正しい業者選びをするのに最適な本です。是非、お手に取っていただき住宅塗り替え工事の力強い参考本にしていただければ幸いです。
